7月5日 第33回 西日本新空手道交流大会が、大阪市中央体育館で行われた。新空手と言えば最近”K-1の登龍門”として知れわたってきた。
K-3中量級に”月心会のB.鹿ティック”ことS津選手が初のエントリー。入門して日は浅いが今大会に向け体重も7kg落とし、人一倍の練習量と1年少しの間、磨きに磨きをかけた左ミドルをひきさげて出陣。その日セコンドに付くべくDr.りふれは、兵庫県滝野社での用事を早めに切り上げ会場へとU-ターン。多少、緊張気味のS津選手。グローブも付けた2試合前に突然、”マウスピースがない”といいだし、大先輩のS地さんに控室まで取りに行かせる大失態!あちゃ・・・
1・2回戦ともに試合開始直後に放った強烈な左ミドルで主導権を握り危なげ無く判定勝利。決勝へとコマを進める。決勝戦の相手は、2回戦目の相手を左ハイでKOし、新空手名物”折りたたみデスク担架”で運ばれる寸前にまでした強豪だ。
大太鼓の音と共に決勝戦が開始。1・2回戦では、ハーフタイムまでに新空手ルール”腰上6本の蹴り”をクリアしていたが、さすがにK-3決勝の相手。S津選手のキックが空を切る回数が増える。しかし持前の突進力で前に出るS津選手。セコンドから”パンチからキックにつなげろ!”との指示を冷静に聞き、徐々にヒットさせ相手を後退させた。S津選手優勢のまま試合終了…と思えたが、まさかの1-2の判定負け。ぅ〜ん??
あくまでも個人的な感想でアマチュアの大会でこんなことは言いたくないが、ラスベガスでこの判定が出たら暴動が起こっていたかもしれない。(by EGH談)
しかし、S津選手!初参戦にして大健闘のK-3準優勝!全試合、一度も後退せず攻め続けた戦いぶりは胸を張っていいだろう。試合後の悔しそうな目は、次への起爆剤としろ!
これからが楽しみな月心会の鹿ティックだ!