月別アーカイブ: 3月 2008

何が、起こるか・・・( part 2)

セミナーと“DEEP初代女子フライ級王者決定1DAYトーナメント”に観戦予定のため2/21から東京へと乗り込んだ。
21日は、セミナー出席のあと東京の友人と飲み会。久しぶりに会うとテンションも急上昇
!スナックへ行き飲めや歌えやの大騒ぎ!そんななか、ふと携帯電話を見ると明日試合の福ちゃんからメールが入っていた。内容を見て、一瞬で酔いが吹っ飛んだ!
“明日の試合、セコンドについてほしい”という内容だった。
応援に行くと毎回サプライズを用意してくれる福ちゃんであるが、今回のサプライズはスーパー・ヘビー級だ!前のブログにも書き込んだが、こんなことは“あきらめる”というより“ありえない”というのが正しい言い方だろう。取り合えず、飲み会を早く切り上げ。明日へ備えた。
2/22当日、セミナーを少し早く切り上げて後楽園ホールへ。試合開始より2時間も早くついてしまった。少して、福ちゃんと連絡が取れ開場へ・・・福ちゃんに激励をしながら又と無い機会をくれたお礼をいう。その横には、関西総合格闘技界の実力者“三島ド根性ノ介さん”がいた。いささか緊張気味で挨拶をしたが、テレビで見ている通りの面白く気さくな方だった。
福ちゃんから受け取ったPASSには、“SECOND”と“ALL AREA OK”と書いてある。信じられん!格闘技ファンの“聖地”後楽園ホールの何処でもいけてしまう。リングサイド、花道、選手控え室までも・・・。ちなみに開場の下の階にある控え室の規模の小ささには、驚かされた。そんな小さな控え室には、総合の吉田、三崎、高坂、青木、菊田、今成、他凄いメンツが行ったり来たりしている。なかでも、マスクをしていた三崎の目はシャレにならないくらい恐ろしさを感じた。なので比較的優しそうな高坂さんと写真を取らせてもらった。
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試合時間が近づき、とうとうスタンバイの指示がでた。
選手は、花道の奥にある踊り場で、最終チェックと作戦の確認を行う。ここがまた寒い。
ココに来ると、三島さんからひょうきんさが消えていた。組まれた時の対応を簡単なスパーでチェック。そして対戦相手しなし選手について、“彼女は(秘)がまだ対応できていないはず。そこを、逃すなと!”作戦の最終確認をしていた。
Dr.りふれからは、“やってきたことを全力でぶつければイイ!!”としかいってやれなかった。
三島さんから、1分ごとの時間経過と三島さんの指示を大きな声でリピートするよう命じられた。これだけのことだが重圧が半端ではない。
そして、入場曲が流れ浜田福子選手が青コーナーより登場!その後遂に、Dr.りふれも夢の後楽園ホールのリングへと上がった。スポットライトがまぶしく熱い!リングアナが浜田選手をコール!そして、ゴングが鳴った。
序盤、タックル狙いのしなしに対し、顔面ガードを固めカウンターの打撃を狙う福ちゃん。
しなしが組み付いて来たところで、三島さんが“回れ”と指示が飛ぶ。驚いたことは、この大舞台で福ちゃんは、冷静に指示通り対処しているところだ。
開始1分経過したところで、片腕を取ったしなし得意の一本背負いのような形で巻き込んで投げをうって来た。そのままバックを取った福ちゃんは、チョーク狙い。セコンド側からは取ったよーに見えた!が、さすが女王しなし!このチョークから逃れた。
4分過ぎ逆に、完璧な逆にチョークが福ちゃんを襲う。極めの強さで定評あるしなし。万事休すか?何もかもがアウェイなこの場所。大阪に帰宅後見た、サムライTVの解説者までもが、ほぼ終わったような口ぶりで解説していた。しかし、少しのすき間からエスケイプ!観客席からも拍手が起こる。1Rが終了。
インターバルの間、マウスピースを水で洗う手が震える。。。
2R開始。テイクダウンの上手いしなし。そこから関節を決めるのが彼女の得意手であるが脇を絞めたディフェンスで関節を取らせない。
リングサイドで見ているとテレビ観戦や客席での観戦と違うのが選手の“息づかい”までハッキリわかるところだ。2R開始からしなしの息づかいが荒くなってきている。その証拠にブレイク後、しなしはスグに立ち上がれない。女王を追い詰めている。終盤、福ちゃんの右ストレートがヒットにヒザから崩れながらもタックルに来るしなし。最後に必殺“逆十字”。ほぼ完璧に極まっているが耐えてエスケープした福ちゃん。しなし、バテバテで試合終了。判定は、(0-3)で負けではあった。三島さんは、イイ試合だったと評価している。
帰りの花道で“ごめんなさい”と福ちゃんが言うが、すばらしい試合に感動。そしてセコンドに付かせてくれたことに感謝。
人生、何が起こるかわからない!
“夢”というのはガラではないが、他人からすれば小さな事でも、実現不可能な事でもやりたいことがあれば、生き甲斐ができる。
生きてりゃ、チャンスが来るかもしれない。当たり前だが生きてなけりゃ、チャンスは絶対来ない。
PS : 試合終了後にリング上で、しなし選手が挨拶に来た。そのスグ後に、セコンドと握手。
    家に帰ってきてからテレビを観て初めて、セコンドがあの”跳関十段”青木真也だったことに気が付いた・・・
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何が、起こるか・・・

2006年10月、当時ロサンゼルスでカイロプラクティック医院を開業されていたDr.Sを頼り単身アメリカまで行ったことがある。Dr.Sは、国際的なスポーツの大会に医療チームとして選手と同行するくらい権威あるカイロプラクティックの先生だ。
パック旅行では、決して味わえないロサンゼルス観光をして頂いたり、地元の人でしか分からない美味しいお店なども紹介してもらった。(余談ではあるが、あの時食べ切れなかった”スモールサイズ”の馬鹿でかいピザは、もう一度リベンジする必要がある!!)
勿論、カイロプラクティックの勉強もして頂き、まさに至れり尽くせりとは、このことだった。
観光中の車内で、私が格闘技好きであることを話していた。その話の中で、
“選手では無理なので、セコンドかお手伝いでもいいのでリングに上がってみたい”
と半ば冗談交じりに話していた。無理な話である。その時、格闘技ジムに所属したり、選手の知り合いがいるわけでもなく、まったくの夢物語だった。
しかし、人生!生きていれば何が起こるか分からない。
夢は突然に正夢となってやってくる・・・
To be continued…
写真は、UFC64大会 ラスベガス マンダレイ・ベイ・ホテル
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