やってくれました。カズキが!
ラスカルジムにベルトを持ってきてくれました(涙)
ただでさえ蒸し暑い真夏の会場は、空調のトラブルが加わりサウナと化した。
主催者さんの敏速な対応で事なきを得たが、
このトラブルで何かが起こると予感した。
いつになく緊張するカズキ。それもそのはず、目標としてきたタイトルマッチであり
しかも会場の一角はカズキの応援団で埋め尽くされている。遠くは、関東からも。
そんなファンの前で恥ずかしい試合なんぞ出来ない。
しかし相手は、数々勝利をKOで上げている
ハードヒッターの六川選手。
試合進行が進むにつれ周りの者も徐々に緊張感が増してきた。
ラスカル会長も作戦を伝える目が真剣モードとなり
Dr.りふれも、マウスピースを入れた場所を何度も何度も確認していた。
そしてリングイン!
メインでありタイトルマッチのリングだ。
タイトルマッチともなれば「国歌斉唱」が、行われる。
セコンドのお手伝いではあるが、リング上で体感したものにしかわからないと思う…
これほど闘争心を掻き立てるくれる曲は無い!!!!
日本の国歌が「君が代」であることに感謝をした!
会場のボルテージも最高潮に↑↑↑ そしてゴング。
1R 序盤ジャブで先制。フットワークも良く、
出入り早く長短の距離をしっかり掴み六川選手に打たせない。
ただ、さすがチャンピオン。1発HITすればヤバいパンチだ!
中盤に少しパホーマンス見せかけたカズキに1R終了後のインタバルで
「おちょけるなっ!!」とラスカル会長が一喝。
1Rで六川選手の実力を見抜いたのであろう。
2R 徐々にカズキのパンチが当たりだし、会場は「カズキコール」が鳴り響く!
練習していたボディブロー、ジムの初心者のマコトと何度も練習していた
ヘッドスリップさせてのカウンターの右ストレートもヒット。
2R終了後にコーナーに戻ったカズキは、
「俺、勝ってるやんなぁ?」と聞いている。
「おぉ!そやけどお前はチャレンジャーや!行かなアカン!」
「ただし、絶対に出てくるぞ!思いっきり出てくるぞ!油断するな!」
と会長より檄が飛ぶ!
そして3R
まさに会長の言った通りチャンピオンが振り回してきた。
目をひんむいて恐ろしい鬼の形相で前に出てきた。
きっと、これで多くの相手を葬って来たのだろう。
しかしこの日のカズキは、違っていた。
相手のパンチをブロックやスウェーで交わし、
打ち終わりを逆に右ストレート、左フック&ローをHITさせる。
それでも六川選手は、ほぼノーガードで左右のフック!最後まで1発KOを狙って来ている。
会場の悲鳴の中ゴングが…後は、ジャッジ聞くのみ。
セコンド含めカズキのファンは、勝ちを確信してお祭り騒ぎ!
しかし、何が起こるか…
ジャッジ 一人目 29-29 ドロー えぇ…っ! (・.・;)
ジャッジ 二人目 30-29 カズキ (これでは、タイトルの移動は無い)
あと一つ
ジャッジ 三人目 30-29
勝者 新チャンピオン 田中カズキっ!!!のコールと同時に
アゼリア大正は、UFC in MGM グランド ガーデン アリーナと化した!
Dr.りふれもコールの瞬間に何をしていたか覚えていない。
暫くしてから写真を取らねばとデジカメを出したころから記憶が戻った。
今日のカズキは勝って泣いている。
共に練習をしてきたしかテックもウルルンとなっている。
ラスカル会長もこの日ばかりは、満面の笑みだ!
そしてDr.りふれとがっちり握手!その後、何人と握手したか覚えていない
カズキの長年の間に打たれ、挫折しながらも諦めることなく、
少しずつ積み上げてきたものが形となった!
途中で投げ出したら今日は無かった。
勿論、月心会やジムの皆さんのみならず
応援やサポートを頂いたすべての方のご協力あってこそだ。
月心会ラスカルジムがかかげてきた
「みんなで強くなる!」も実証された。
これは、ジムと練習生にとってメチャクチャ大きい!
マダマダ書きたいことがたくさんあるが、今日はこの辺で。
カズキ、ホンマにおめでとう!
ただ、今からは更に大変になるぞ!気を引き締めていくぞ!